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6月26日月曜日3時間目に京都⼤学⽣態学研究センター 特定研究員の守屋 健太博⼠にセミナーをしていただきました。金岡教授との共同研究で訪問いただき、ご専門である植物の発生進化についてお話しいただきました。タイトルは「気孔のないコケ植物における気孔形成因⼦ホモログの機能」で、気孔を作らないゼニゴケ(タイ類)が他の植物で気孔を作る遺伝子を持っていて、コケ植物特有の組織である「さく*柄(さくへい)」という気孔とは形も機能も異なる組織に発現し、細胞分裂および分化を制御することを明らかというお話でした。これまで全く想定されていなかった、気孔とさく*柄の発⽣メカニズムが共通する可能性が⾒出されたという進化生物学的に新たな発見です。
Moriya, K.C. et al. Stomatal regulators are co-opted for seta development in the astomatous liverwort Marchantia polymorpha. Nat. Plants 9, 302‒314 (2023). 日本語解説
参加した学生たちも、研究材料のことや研究手法、さらに研究上の苦労について熱心に質問しておりました。
このように先生方の共同研究で若手研究者が来てセミナーをしていただくなどして、学生にも刺激ある研究室生活を送ってもらえるようにしています。
*くさかんむりに朔
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