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【健康科学コース】運動生理学実験の紹介-運動時の身体の巧みな調節システムを学ぶ-

印刷用ページを表示する 2025年1月17日更新

2年次後期に開講される「運動生理学実験」を紹介します。この授業では、運動中の身体のさまざまな反応を実験を通して学び、生体の巧みな調節システムを理解します。この授業をきっかけに、後に開講される「体力評価実習」「スポーツ医学」などの分野への興味が広がることを期待しています。

授業の目標

運動生理学実験では、次の2つを目標としています:

  1. 体験を通した知識の定着
    1年次後期の「健康スポーツ科学」、2年次前期の「運動生理学」で学んだ理論を、実際の測定を通じて確認し、理解を深めます。
  2. データ解析スキルの習得
    個人やグループで測定したデータを解析し、統計的な処理方法を学びます。これは、保健医療分野でも役立つ基礎的な力となります。

実験の内容

授業では、以下のテーマA-Dを行っています。

A. 全身性の動的運動(自転車こぎ)
 ガス交換(肺換気量、酸素摂取量など)を測定し、運動中の呼吸反応を主に観察します。

B. 局所性の静的運動(ハンドグリップ)
 循環系(心拍数、血圧、血流)を測定し、筋収縮の特性と循環応答との関係を調べます。

C. 神経系のはたらき
 単純?選択反応時間を計測し、運動時の神経系のはたらきを評価します。

D. 筋のはたらき
 筋電図を用いて、負荷と筋活動の関係、疲労と筋活動の関係を評価します。

写真は、上からテーマA、B、Dを行っている様子です。

A
テーマA

B
テーマB

D
テーマD

高校生へのメッセージ

運動生理学実験は、人間の身体機能を深く理解し、その働きを直接観察する貴重な機会を提供します。食?栄養?運動に関連する分野でのキャリアを目指す皆さん、ぜひ健康科学コースで共に学びましょう!